宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 7/ 2 10:28 更新 太陽風速度は緩やかに低下しています。磁気圏は概ね穏やかです。 担当 篠原 今回の高速太陽風をもたらしたコロナホールは、太陽の西の端に移動しています。 SOHO EIT284の代わりに、GOES X線画像を強調した画像を掲載しています。 太陽面の右端にやや暗く、縦に細長く見えている部分がコロナホールです。 地球へ影響を及ぼす位置から次第に外れて来ています。 太陽風速度は緩やかに低下を続けています。現在、500km/秒を切っています。 磁場強度は5nTで、北向きが主ですが、時折南を向く時間帯が見られます。 AE指数によると、オーロラ活動も磁場の変化に合わせて時折やや活発になる程度です。 いずれも小規模な活動で、磁気圏は穏やかと言えるでしょう。 太陽風はこのまま緩やかに速度を下げ、静穏レベルに戻るでしょう。 27日周期の図より、前回の太陽風の変化を参考にすると、 今後1週間以上静かな状態が続きそうです。 前回の太陽風速度(一番上の緑の線)は、これから9日程かけて300km/秒まで低下しています。 現在、太陽風の状態は全体的に極めて穏やかで、 27日の周期を通して大きく乱れる事がほとんどありません (太陽フレアなど突発的な要因は除きます)。 放射線帯の高エネルギー電子の増加は、やや落ち着いています。 もう数日様子を見る必要がありますが、現在は警戒域と言われる10の4乗の線には達していません。 太陽黒点も639群がやや大きく見える程度で、いずれも小規模群ばかりです。 X線のレベルも下がっており、太陽のフレア活動も穏やかでしょう。 GOES衛星の太陽X線画像。右端に暗く見えているのがコロナホールです。2日10時(世界時2日1時)。 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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