宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 6/22 10:45 太陽風は低速になっています。磁気圏もたいへん穏やかです。
2004/ 6/23 10:45 太陽風速度は更に320km/秒へ下がっています。磁気圏は穏やかです。
2004/ 6/24 05:27 太陽風は非常に低速で、磁気圏も穏やかです。これから太陽風に乱れが始まると思われます。
2004/ 6/25 08:41 太陽風は300km/秒と非常に低速です。磁気圏もたいへん静かです。
2004/ 6/26 08:40 太陽風磁場のセクター境界を越え、磁場の様子が変化しています。磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2004/ 6/27 08:21 更新
C8.6の小規模フレアが発生しました。これから太陽風速度が上昇すると予想されます。

担当 篠原

26日16時(世界時26日7時)にC8.6とやや大きな小規模フレアが発生しました。
発生箇所は635黒点群で、西没前にひとつ大きな活動を起こしました。
黒点群としての規模は縮小しており、今後の大きな活動の可能性は下がっています。
このフレアによるCMEの発生はSOHOの観測が無いため分かりませんが、
太陽の端で起きていますので、発生していた場合でも地球への影響は小さいでしょう。

ACE衛星の観測によると、
26日18時(世界時26日9時)頃から太陽風の速度が400km/秒に上昇しています。
この値は通常の太陽風速度です。
オーロラ活動の指数であるAE指数を見ると、
27日0時(世界時26日15時)頃からオーロラ活動がやや活動的になっています。
太陽風磁場には弱い南よりの傾向が見られますが、対応ははっきりしません。

コロナホールの影響でこれから徐々に太陽風の速度が上昇すると予想されます。
同じコロナホールの影響が見られた27日前には、約600km/秒まで上昇しました。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。