宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 5/ 9 11:16 太陽風の速度は460km/秒へ低下しています。放射線帯電子が増加しています。
2004/ 5/10 11:20 太陽風の速度は400km/秒まで下がり、磁気圏は静かになっています。
2004/ 5/11 11:31 太陽風の磁場がやや強まっています。オーロラ活動が見られています。
2004/ 5/12 10:30 太陽風磁場の南向きが強まっています。このためオーロラ活動が活発になっています。
2004/ 5/13 16:00 太陽風磁場のやや強い状態が続いています。これからコロナホールの影響が見られるかもしれません。
最新のニュース

2004/ 5/14 11:58 更新
太陽風は低速のままです。オーロラ活動がやや活発に見られています。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は昨日以降も変わらず、
400〜440km/秒の間に留まっています(ACEデータの4枠めの黄色線をご覧下さい)。
一方、磁場強度(1枠めの白線)は5nT強のやや強い状態が続いています。
地球への影響を決定する、磁場の南北成分(赤線)は大きく南北(負と正)に振れています。
このため南に振れたときにオーロラ活動が活発になっています。

オーロラの活動度を示すAE指数のグラフを見ると(下側の図をご覧下さい)、
昨日から度々1000nTを超える大きな変化を示しています。
この傾向はもう2日程続く可能性があります。

太陽では609黒点群が小さいながらも勢力を広げ、小規模フレア(太陽爆発)も頻繁に起こす様になっています。
今後もCクラス、Mクラスの小・中規模のフレアを起こす可能性がある様です。

SOHO LASCO C3カメラの画像の左端に、すばる(プレアデス星団)が小さく姿を見せています。
双眼鏡で見た雰囲気に近いですね。
毎年この季節にC3の太陽画像に見てくる、ひとつの風物詩です。
これから数日をかけて、すばるは画面の右側へと移動して行きます。



SOHO衛星LASCO C3カメラに見えた、すばる(プレアデス星団)。画面の左上、視野の端。
(c) ESA & NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。