宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 5/14 11:58 更新 太陽風は低速のままです。オーロラ活動がやや活発に見られています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は昨日以降も変わらず、 400〜440km/秒の間に留まっています(ACEデータの4枠めの黄色線をご覧下さい)。 一方、磁場強度(1枠めの白線)は5nT強のやや強い状態が続いています。 地球への影響を決定する、磁場の南北成分(赤線)は大きく南北(負と正)に振れています。 このため南に振れたときにオーロラ活動が活発になっています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフを見ると(下側の図をご覧下さい)、 昨日から度々1000nTを超える大きな変化を示しています。 この傾向はもう2日程続く可能性があります。 太陽では609黒点群が小さいながらも勢力を広げ、小規模フレア(太陽爆発)も頻繁に起こす様になっています。 今後もCクラス、Mクラスの小・中規模のフレアを起こす可能性がある様です。 SOHO LASCO C3カメラの画像の左端に、すばる(プレアデス星団)が小さく姿を見せています。 双眼鏡で見た雰囲気に近いですね。 毎年この季節にC3の太陽画像に見てくる、ひとつの風物詩です。 これから数日をかけて、すばるは画面の右側へと移動して行きます。 SOHO衛星LASCO C3カメラに見えた、すばる(プレアデス星団)。画面の左上、視野の端。 (c) ESA & NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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