宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/ 5/ 6 11:01 更新 コロナホールの影響で太陽風の速度が上昇しています。 担当 篠原 コロナホールの影響が始まった様です。 6日2時(世界時5日17時)頃から太陽風の速度が上昇しています。現在、600km/秒前後に達しています。 太陽風磁場の強度は10nT弱とやや強めですが、主に北方向を向いていますので磁気圏は比較的穏やかです。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフによると、 太陽風の速度が上昇した直後に1000nTに達する強いオーロラ活動が短時間見られましたが、 それ以降は小さな活動に留まっています。 太陽風速度はこれから3日ほど高い状態が続くと思われます。 その間は、太陽風磁場の南向きが強まるとオーロラが活発になる可能性があります。 また、放射線帯の高エネルギー電子の増加も予想されます。衛星の運用では今後注意が必要です。 太陽のフレア(太陽爆発)活動はたいへん穏やかです。 太陽面では605黒点群がやや規模が大きくなっています。やがて小規模フレアを起こす様になるかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|