宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 5/ 1 06:57 太陽風の磁場が強まっています。オーロラ活動が活発になる可能性があります。
2004/ 5/ 2 08:01 太陽風の磁場が強く、南向き成分が不安定です。
2004/ 5/ 3 06:35 601黒点群が活発です。これからコロナホールによって太陽風の速度が上昇するでしょう。
2004/ 5/ 4 06:49 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。これから太陽風速度の上昇が始まるでしょう。
2004/ 5/ 5 06:41 太陽風の速度は400km/秒と低速のままです。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2004/ 5/ 6 11:01 更新
コロナホールの影響で太陽風の速度が上昇しています。

担当 篠原

コロナホールの影響が始まった様です。
6日2時(世界時5日17時)頃から太陽風の速度が上昇しています。現在、600km/秒前後に達しています。
太陽風磁場の強度は10nT弱とやや強めですが、主に北方向を向いていますので磁気圏は比較的穏やかです。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフによると、
太陽風の速度が上昇した直後に1000nTに達する強いオーロラ活動が短時間見られましたが、
それ以降は小さな活動に留まっています。

太陽風速度はこれから3日ほど高い状態が続くと思われます。
その間は、太陽風磁場の南向きが強まるとオーロラが活発になる可能性があります。
また、放射線帯の高エネルギー電子の増加も予想されます。衛星の運用では今後注意が必要です。

太陽のフレア(太陽爆発)活動はたいへん穏やかです。
太陽面では605黒点群がやや規模が大きくなっています。やがて小規模フレアを起こす様になるかもしれません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。