宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NICT)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
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オーロラ(衛星) (NICT)
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カナダカメラ (CANOPUS)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 4/22 11:18 磁気圏は静穏です。これから太陽風速度の上昇が始まるでしょう。
2004/ 4/23 10:34 太陽風に変化は見られません。磁気圏は穏やかです。
2004/ 4/24 10:31 太陽風磁場の南向き成分が強くなったため、オーロラ活動が活発になりました。
2004/ 4/25 06:38 太陽風の磁場がやや強まっています。オーロラ活動は落ち着いています。
2004/ 4/26 10:57 太陽風速度が上昇しています。また、フレア活動が活発になっています。
最新のニュース

2004/ 4/27 10:21 更新
小規模な太陽風の衝撃波が来ました。地球への目立った影響はなく、磁気圏は静穏です。

担当 篠原

27日1時(世界時26日16時)に小規模な太陽風の衝撃波が来ました。
太陽風の速度が440km/秒から520km/秒に上昇し、磁場強度も5nTから10nTに強まりました。
磁気圏への影響はほとんど見られず、
現在は速度も低下して磁気圏は穏やかです(AE指数のグラフに変化は見られません)。
磁場強度だけは8nTと強い状態が続いています。

27日周期の図をご覧下さい。
太陽は27日間隔で同じ面を地球に向けます。そのため27日前の変化を見る事で今後の予想ができます。
27日前の太陽風の様子から、今後も穏やかな日が続きそうです。
前回、4月3〜6日にかけて太陽風の磁場が強まり(青線)、磁気圏の活動が活発になっていますが(桃色線・水色線)、
これは太陽風の衝撃波によるものですので、27日の周期性はありません。
周期性の要因を考える限りは、当分穏やかな日が続くでしょう。

ただし、現在、SOHO衛星の観測が無いため、
コロナホールの最新状況が分からないという問題が発生しています。
コロナホールが27日前から発達している可能性もあり、SOHOが回復するまでは注意も必要です。

太陽のフレア活動は599群が活動を弱めており、静かになっています。
599群はまだ規模を保っていますので、これからも小規模フレアを起こす可能性があります。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。