宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 4/24 10:31 更新 太陽風磁場の南向き成分が強くなったため、オーロラ活動が活発になりました。 担当 篠原 太陽風の磁場の南向き成分が卓越する様になりました。 このため太陽風から地球磁気圏へのエネルギーの流入量が増加し、オーロラ活動が活発化しました。 オーロラの活動度を示すAE指数には、500〜1000nTに達する強い活動が見られています。 沖縄でも静穏レベルから-50nTの磁場強度の減少を観測しました。 太陽風の磁場強度は現在も10nTレベルが続いています。 今後も南向き成分が強まるとオーロラ活動が活発になるでしょう。 NOAA/SECのWebサーバーが停止している様で、太陽風の最新画像を掲載することができませんが、 太陽風の速度はほとんど上昇していません。 コロナホールによる速度の上昇はこのまま見られずに通過しそうです。 図が小さくて見にくいですが、太陽風データのために27日周期の図を掲載します。 太陽ではフレア活動が活発になっています。 (こちらも通常とは異なる図を、1枚めに掲載しています) 太陽黒点の写真(注意:2日前の画像です)で西縁(右縁)に沈みかけている597黒点群が、 活発にMクラスの中規模フレア、Cクラスの小規模フレアを発生させています。 SOHOの画像も現在停止しているため、CME(太陽ガスの放出現象)の有無が分かりませんが、 地球から遠い方向を向いていますので、影響はないでしょう。 GOES衛星X線データによる太陽フレアの自動検出 (c) NICT リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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