宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 4/21 10:59 太陽風磁場のセクター境界を越えました。太陽風磁場が強まっています。
2004/ 4/22 11:18 磁気圏は静穏です。これから太陽風速度の上昇が始まるでしょう。
2004/ 4/23 10:34 太陽風に変化は見られません。磁気圏は穏やかです。
2004/ 4/24 10:31 太陽風磁場の南向き成分が強くなったため、オーロラ活動が活発になりました。
2004/ 4/25 06:38 太陽風の磁場がやや強まっています。オーロラ活動は落ち着いています。
最新のニュース

2004/ 4/26 10:57 更新
太陽風速度が上昇しています。また、フレア活動が活発になっています。

担当 篠原

太陽風の速度が上昇し、500km/秒を越えています(ACEデータの黄色線)。
SOHO衛星のデータ更新が止まっていますので、対応するコロナホールの情報が得られません。
しかし、これ以上大きく上昇する事は無いと思われます。

この速度上昇に伴って、太陽風磁場の南向き成分(ACEデータ赤線のマイナス成分)が大きくなった時間帯に、
オーロラの活動が一時的に活発になりました(25日18時・世界時25日9時頃)。
現在はオーロラ活動は落ち着いていますが(AE指数のグラフを参照)、
太陽風の速度が高い間は太陽風磁場の変化に注意が必要です。

太陽黒点の599群が急に活動的になり、M2クラスの中規模フレアを最大として、
Cクラスの小規模フレアなど、昨日一日を通してフレアを活発に発生させました。
599群は、今後も中規模フレアを起こす可能性があるそうです。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。