宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (CRL)
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (CRL)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 3/11 10:25 太陽風がたいへん高速です。磁気圏は小規模な磁気嵐状態になっています。
2004/ 3/12 10:28 高速太陽風は下がり始めています。昨夜はオーロラがとても活発でした。
2004/ 3/13 10:55 太陽風の速度はやや下がって550km/秒になりました。放射線帯の電子が増えています。
2004/ 3/14 10:50 太陽風の速度は450km/秒まで下がりましたが、オーロラ活動は活発です。
2004/ 3/15 10:25 オーロラ活動がやや活発です。放射線帯の電子密度の高い状態が続いています。
最新のニュース

2004/ 3/16 10:41 更新
太陽フレア、磁気圏など宇宙天気は概ね静穏です。放射線帯電子の密度は高い状態です。

担当 篠原

太陽風の速度(ACEデータの黄色線)は400〜450km/秒で安定しています。
太陽風磁場は南向き成分(赤線のマイナス成分)が頻繁に変化するという状況が続いていますが、
オーロラの活動は一昨日よりもやや下がった様で、AE指数は500nT以下の変動に留まっています。

SOHO EIT284カメラの太陽画像には、太陽の北寄り(上側)に縦に伸びるコロナホールが見えています。
しかし、小規模であることと、緯度が高いことなどから地球への影響はほとんど無いでしょう。
これから1週間程度は静かな日が続くと予想されます。
4日ほど経つと次の乱れの要因となるコロナホールが太陽の東縁(左縁)から上がって来ますので
注目して下さい。

静止衛星の高エネルギー電子は高い状態が続いています。引き続き注意が必要です。

太陽黒点は2つ目玉で目立っている570群も活動度を下げており、
フレア(太陽爆発)活動はたいへん穏やかです。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。