宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 1/10 07:00 更新 太陽風の南向き磁場の強まりによってオーロラ活動が活発になっています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度(黄色線)は再び緩やかに上昇を始め、一時650km/秒に達しています。 また、磁場強度(白線)が10nT程度まで強まり、大きく南を向く(赤線がマイナス側へ)事が多くなっています。 このため、磁気圏ではオーロラ活動がかなり活発になっていました。 AE指数のグラフを見ると、500〜1000nTの活動を長時間に渡って継続しています。 太陽風速度は600km/秒を保っており、磁場強度も強い状態が続いています。 まだしばらくは擾乱が活発な状態が続くでしょう。 しかし、この高速風の発生源と思われるコロナホールの規模は、 あまり大きなものではありませんので(SOHO EITカメラ参照)、 もう一日程度で収まるのではないかと思われます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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