宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2003/12/30 08:19 更新 太陽風の速度は下がり、磁気圏は静かになっています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、 30日1時(世界時29日16時)頃から太陽風の速度は低下を始め、400km/秒にまで下がりました。 昨日は太陽風の磁場は北向き成分が主だった(赤線が+方向)こともあり、 オーロラなどの磁気圏内の活動はほとんど見られませんでした(AE指数の図を参照)。 今日一枚目に示していますが、 太陽風の磁場の構造(セクター構造と呼びます)の切り替わりが近づいています。 この図は円の中心に太陽があり(赤丸)、周囲に向かって太陽風を吹き出している様子を示しています。 色の違いが太陽風の磁場構造の違いを示しています。 黄色の領域では磁場が太陽方向を、紫色の領域では太陽から地球方向を向いています。 太陽は反時計回りに自転していますので、太陽風の構造(色のついた円)も反時計方向に回転します。 地球は一番下に青丸で示されていますが、 あと2日程経つと、黄色の領域から紫色の領域に切り替わる事が予想されます。 セクターが切り替わるとき、太陽風磁場の様子が大きく変わるため磁気圏に擾乱を発生させる事があります。 約27日前の前周期のニュースを参照すると、12月5日からセクター構造の切り替わりに伴って、 太陽風磁場が大きく南を向き(-20nT)、弱い磁気嵐が発生していました。 今周期にどの様な変化が現れるかは分かりませんが、セクター領域を越えるまで注意が必要でしょう。 太陽風のセクター構造 (c) CRL ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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