宇宙天気ニュース

 　
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
これまでの経過
2003/11/20 23:54　磁気嵐が急激に発達しています。低緯度オーロラ発生の可能性があります。
2003/11/21 09:03　磁気嵐は猛烈な発達をしました。現在は回復相に入っています。
2003/11/21 21:10　磁気嵐は終息しつつあります。太陽はフレアを活発に起こしています。
2003/11/22 22:31　磁気嵐は終了し、現在は静穏です。
2003/11/23 22:58　磁気圏は静穏ですが、太陽風がやや高速なため擾乱が活発になる可能性があります
過去のニュースの全リスト
2003/11/24 12:05　更新
現在も静穏な状態が続いています。

担当　篠原

ACE衛星の太陽風データによると、磁場の強度は依然10nTレベルを保っています。
しかし、南北成分(赤線)を見ると、主に北を向いているため磁気圏は静穏な状態が続いています。
磁場強度が大きいですので、南転した場合には注意が必要です。
速度(黄線)はゆるやかに下がり始めています。現在は520km/秒程度にまで下がっています。
このまま通常レベル(400km/秒程度)まで下がれば、大きな擾乱は起こりにくくなります。

GOES衛星のX線データによると、この2日間は大きなフレア(太陽爆発)は発生していません。

ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。