宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
今日、M3.3の中規模フレアが発生しました。
また、M4.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/26 12:18 C6.4
11:50 C5.7
11:24 C4.7
10:18 C7.4
09:22 M3.3
08:48 C8.0
01:51 C4.6
01:11 C4.8
00:32 M1.1
8/25 23:56 M1.2
19:32 C5.5
17:48 M1.0
14:05 M4.5
11:30 C4.3
10:56 C4.8
08:56 C8.7
07:29 C4.0
8/24 17:15 M1.3
16:36 C4.9
15:58 C5.7
09:50 C4.8
07:44 C5.5
04:56 M1.9
04:03 C9.1

黒点  8/26 (NOAA)
磁場 フレア
4188 1 α ---
4189 1 α ---
4191 15 βγ C9
4194 5 β ---
4195 1 α ---
4196 1 α ---
4197 13 βδ M1
4198 5 β ---
4199 4 β M5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 406 -4.2
-2 h 401 -0.1
-4 h 414 +4.0
-6 h 423 +3.1
-8 h 431 +1.1
-10 h 434 +0.5
-12 h 426 +4.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 3 -/ -
-2 h 16 -/ -
-4 h 13 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 16 -/ -
-10 h 23 -/ -
-12 h 12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 8.0 2x10^2
8/26 9.9 2x10^3
8/25 10.3 2x10^3
8/24 3.1 2x10^3
8/23 1.2 1x10^3
8/22 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 8/21 13:16 高速の太陽風が続いていますが、速度は500km/秒へ下がっています。
2025/ 8/22 12:48 太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。太陽風は高速です。
2025/ 8/23 14:58 太陽風は高速の状態が続いています。M1.7の中規模フレアが発生しました。
2025/ 8/24 12:40 高速太陽風は終わり、速度は400km/秒に下がっています。磁気圏は静穏です。
2025/ 8/25 13:05 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2025/ 8/26 12:48 更新
M4.5、M3.3などの中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

太陽の北東の端(左上、と言っても赤道に近いです)の4199黒点群
の活動が強まっています。
昨日の午後、25日14時(世界時25日5時)にM4.5、
深夜の26日0時(世界時25日15時)にM1.2、
26日0時半(世界時25日15時半)にM1.1、
今朝、26日9時半(世界時26日0時半)にM3.3と、
中規模フレアの発生が続いています。

この様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
昨日の朝からおよそ1日分の画像です。
頻繁にフレアの輝きが発生しています。

M4.5の規模に達するフレアの発生は、
6月20日のM4.6以来で、2か月ぶりです。
4199群のこの後の活動に注目して下さい。

また、南東(左下)の4197群でも、
C5.5、C3.1、C8.0などの小規模フレアが発生しています。
こちらも活動が強まるでしょうか。


太陽風は、350km/秒と低速の状態から、
今日未明にかけて430km/秒と平均的な速度へ上がり、
現在は少し下がって400km/秒で安定しています。
磁場強度は、グラフの前半は8nT、
後半は6nTと小幅の変化です。

太陽風磁場の南北成分は、北寄りの時間が長いですが、
グラフの中盤と後半で、
-5nT程度の南向きの強まりが発生しています。
速度が高まっていないため磁気圏への影響は限定的で、
AE指数は500nTの変化が発生した程度です。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールが北西側(右上)に進んでいます。
この領域の影響で、太陽風の速度が高まるでしょうか。



この1日間の4199黒点群の活動の様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。