宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 8/25 13:05 更新 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 一昨日、23日の記事に掲載した GOES衛星のコロナグラフの動画の最後に、 新月となる月が太陽に近付く様子が見えていました。 その後、月は画面の左側へ通り過ぎて行ったのですが、 その半日後に再び画面の左側から現れ、 太陽に近付いて行って、そこでUターンして、 画面の左側へ出ていく様子が見えていました。 動画を掲載します(途中をカットしています)。 GOES衛星は、半径42,000kmの静止軌道で地球を回っています。 地球の近くを行ったり来たりしながら太陽と月を見ることになるので、 この動画の様に新月の頃に複数回月が見えることになるのです。 今回の様な戻る動きが見えるのは面白いです。 太陽風は、400km/秒台を割って更に遅くなり、 現在は360km/秒と低速になっています。 磁場強度は、4nTからグラフの中程で9nTに一旦強まり、 その後下がって、現在は7nTです。 変化としては大きいものではありません。 磁場の南北成分は、0nT付近で変化しています。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが北西側(右上)に進んでいます。 この後、この領域の影響がやって来る可能性があります。 広がりが小さいので、影響も比較的小さそうですが、 どうなるでしょうか。 太陽は、北東の端(左上)と南東の端(左下)で、 M1.3の中規模フレアやC8.7の小規模フレアなど、 規模は大きくありませんが、フレアが活発に発生しています。 この後の活動に注目して下さい。 太陽の可視光写真は、今日もSOHO衛星のページから取得しています。
(c) GOES衛星CCOR-1 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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