宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 8/ 7 14:19 更新 太陽の向こう側でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 昨日紹介したフィラメント噴出によるCME(コロナ質量放出)を SOHO衛星LASCO C2の1枚目の動画で紹介します。 昨日の動画で見えていたガスの飛び出しを、 そのまま延長させた様な見え方になっています。 地球への影響はないでしょう。 そして、昨夜、6日19時(世界時6日10時)頃に、 太陽の北東(左上)に向かうCMEが発生しています。 SOHO衛星の2枚目の動画で紹介します。 CMEが広がる様子から、 フィラメント噴出によるCMEではないかと思います。 しかし、太陽のこちら側では、 この時間帯に目立った変化は発生していません。 太陽の向こう側で発生した現象の様です。 青い写真のLASCO C3では、 太陽の右下に短い尾を伸ばした小さい彗星が見えていて、 太陽に向かって進んでいます。 また、写真の右端近くに見える星の集まりは、 かに座のプレセペ星団です。 太陽は、南西(右下)の3068、3072黒点群で、 Bクラスの小さいフレアが発生した程度で、 太陽のこちら側は穏やかです。 太陽風は、今朝にかけて速度がゆっくりと低下して、 320km/秒まで下がりましたが、 7日9時(世界時7日0時)頃から高まり始め、 現在は420km/秒と平均的な速度に戻っています。 一方、磁場強度は昨夜から上がり始めて、 現在は11nTに強まっています。 SDO衛星AIA193で太陽の中心部に見えていた コロナホールの影響が早めに始まっているのかもしれません。 この後の太陽風の変化に注目して下さい。 磁気圏は、ここまではとても穏やかで、 AE指数はほとんど変化のない状態です。 しかし、太陽風のグラフの最後では、 磁場が南向きにやや大きく変化しています。 このため、この後、磁気圏の活動がある程度高まりそうです。 昨日のニュースで紹介したフィラメント噴出によるCME。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の向こう側で発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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