宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/12/18 08:43 更新 1035黒点群は大きな姿を見せています。フレア活動は落ち着いています。 担当 篠原 1035黒点群は、活動がやや落ち着いたようで、 昨日のニュース以降、目立ったフレアは起こしていません。 X線のデータでは、強度も次第に低下しています。 可視光写真を見ると、黒点は大きな2つのかたまりにまとまってきた様です。 今日は、磁場の写真も掲載しています。 白い部分が磁石のN極、黒い部分がS極です。 1035黒点群が見えるあたりに、白と黒がからむように分布しています。 2つの極性が複雑に入り組むほど、その黒点群は大きなエネルギーを持っていると考えられます。 NOAAのレポートによると、磁場分布の複雑さは減少しているそうで、 黒点群の勢力は、下がりつつあるのかもしれません。 規模の大きな状態は続いているので、引き続き中小規模のフレアに対する注意は必要です。 太陽風は、じわじわと速度が上がっています。 今日に入って400km/秒まで上がってきました。 コロナホールの影響が及び始めているのかもしれません。 磁場強度は、速度変化に関係して一時的に8nTくらいに上昇し、 現在は、5nT付近に戻っています。 磁気圏のオーロラ活動は、今のところ静穏です。 太陽風の磁場が、比較的北寄りに推移しているためではないかと思います。 この傾向が南寄りに変わると、磁場強度と速度が平均的なレベルにあるため、 オーロラ活動もやや強まりやすい状況にあると思います。 観望としては楽しみな展開です。 SOHO EIT195の太陽コロナを見ると、東側(左側)の南北両方にコロナホールが見えてきました。 北半球は、新たに出現した領域の様ですし、 南半球は広さが前周期よりも拡大しているようです。 ここからの太陽風の影響も、大きくなっているかもしれません。 SOHO EIT195による太陽コロナ。18日2時半(世界時17日17時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。1035黒点群が大きく見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽面の磁場分布。1035黒点群の磁場が大きく見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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