宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 9/29 09:06 更新 太陽風は、300km/秒台前半と低速です。明後日に速度変化が起こりそうです。 担当 篠原 300km/秒台前半の速度の遅い太陽風が続いています。 ACEの観測によると、昨日の午後、28日15時(世界時28日6時)頃、 太陽風に小規模の変化が起こりました。 磁場強度が2nTから5nT強くらいにやや強まり、 速度が310km/秒から340km/秒に少し上昇し、 密度は10個/cm^3から2個/cm^3ほどに減少しています。 太陽にはコロナホールの分布が見られましたから、 それらの影響が及んでいるのかもしれません。 磁場が強まった頃に、南北成分が-5nTほどのまとまった南向きになりました。 その影響で、AE指数1000nTと大きめのオーロラ活動が発生しています。 ただ、昨日のデータにもありましたが、 太陽風の数値以上に大きな変化のようにも感じられます。 SOHOのサイトが再開されています。 EIT195を見ると、北極からコロナホールが細長く下がって来ています。 ちょうど太陽の中心線を通過したところです。 このコロナホールは前周期にもあり、27日周期の図の9月4日の太陽風の変化をもたらしました。 今周期は、明後日の10月1日頃と予想されます。 コロナホールの東西の幅がかなり狭いので、影響は短時間で終わるでしょう。 太陽では、北半球の西側(右側)に、1027黒点群が見えています。 南半球側の1026黒点群は、白斑の左側に小さな黒点があるようにも見えます。 X線グラフでは、活動度は低く穏やかな状態です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。29日9時(世界時29日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。北半球西寄りに1027黒点群が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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