宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 7/ 8 12:22 更新 1024群は、黒点の規模を保っています。太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 1024黒点群は、現在もSOHOの可視光写真に大きな姿を見せていて、 黒点群の規模を保っています。 X線の強度は、昨日のニュースの頃から弱まっていたのですが、 昨夜になって再び強まって来ました。 フレアとしては、目立った変動を起こしていませんが、 引き続き注目したい領域です。 太陽風は、350km/秒と低速で安定しています。 今朝になって、320km/秒近くに下がりました。 磁場強度は、5-6nTと値としては平均的な強さですが、 昨日と比較すると少し強まっています。 コロナホールの影響が来るには、まだ少し早い様に思いますが、 太陽風のプラズマ密度も1個/cm^3から10個/cm^3に増えていて、 どういう変化か、もうしばらく注目したいところです。 磁気圏活動は、基本的には静穏ですが、 太陽風磁場が一時的に-4nTの南向きになった影響で、 AE指数に400nTの小規模活動が起きました。 その他の時間帯は、完全に平坦です。 SOHO EIT195を見ると、北極から伸びるコロナホールは、 次第に西半球に移っています。 影響開始位置(目安の位置です)まで、もう少しです。 また、東半球に、別の小さなコロナホールが見えて来ました。 規模は小さいですが、緯度がより低いので、地球へ影響は届きやすくなっています。 5日後くらいだと思います。チェックしてみましょう。 SOHOによる、太陽可視光写真。南半球西側に1024黒点群が見えます。8日9時(世界時8日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA)、画像加工 : 宇宙天気ニュース SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。8日12時(世界時8日3時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|