宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
オーロラ帯 (CARISMA)
オーロラ(衛星) (NICT)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/12/ 4 10:20 太陽風は速度が遅く、磁気圏も穏やかです。小規模フレアが発生しています。
2006/12/ 5 10:38 新しい活動領域によって、小規模フレアが多発しています(最大C4.9)。太陽風、磁気圏は静穏です。
2006/12/ 5 21:00 太陽でX9.1の非常に大規模なフレアが発生しました。今後の変化に警戒が必要です。
2006/12/ 6 12:00 X9のたいへん大規模なフレアが発生しました。フレア活動は活発に続いています。コロナホールによる高速風が始まりました。
2006/12/ 7 11:18 X6.5の大規模フレアが発生しました。太陽放射線が増加しています。高速風の影響でオーロラが活発です。
最新のニュース

2006/12/ 8 01:06 更新
太陽放射線の強度が1000PFUを超えました。たいへん強まっており、注意が必要です。

担当 篠原

太陽放射線(非常に高速のプロトン粒子)が増加を続けています。
8日1時(世界時7日16時)に、とうとう1000PFUを超えました。
10PFUを超えると衛星に障害が発生しやすくなると言われていますが、それをかなり上回る数値です。
過去11年間の記録では、太陽活動の活発な期間を含めても、
平均で1年に1〜2回しか起こらない、激しいイベントです。

X9に続いて、X6のフレアの影響も加わると考えられるため、
太陽放射線が強まった状態はしばらく続くと思われます。
衛星の運用では注意が必要な状態だと思われます。
今後の変化に注目してください。


その他の宇宙天気データには、目立った動きはありません。
太陽のフレア活動は一休みの状態です。
高速風は続いていて、活発なオーロラ活動を起こし続けています。
詳細は、明日のニュースでお知らせします。



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。