宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/12/ 8 01:06 更新 太陽放射線の強度が1000PFUを超えました。たいへん強まっており、注意が必要です。 担当 篠原 太陽放射線(非常に高速のプロトン粒子)が増加を続けています。 8日1時(世界時7日16時)に、とうとう1000PFUを超えました。 10PFUを超えると衛星に障害が発生しやすくなると言われていますが、それをかなり上回る数値です。 過去11年間の記録では、太陽活動の活発な期間を含めても、 平均で1年に1〜2回しか起こらない、激しいイベントです。 X9に続いて、X6のフレアの影響も加わると考えられるため、 太陽放射線が強まった状態はしばらく続くと思われます。 衛星の運用では注意が必要な状態だと思われます。 今後の変化に注目してください。 その他の宇宙天気データには、目立った動きはありません。 太陽のフレア活動は一休みの状態です。 高速風は続いていて、活発なオーロラ活動を起こし続けています。 詳細は、明日のニュースでお知らせします。 GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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