宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/10/14 12:58 更新 高速風が始まりました(500km/秒)。活発なオーロラ活動が発生してます。 担当 篠原 太陽風の磁場強度(ACEの白線)の強まりに続いて、速度(黄色線)が上昇しています。 昨日は400km/秒でしたが、現在は500km/秒をやや越えるくらいに上がっています。 磁場強度は10nTから、やや下がって8nTくらいになっています。 まだやや強めですので、速度はもう一段上がりそうに思います。 27日周期の図で前周期の様子を見ると、9月18日に650km/秒近くまで上がりました。 今周期は速度上昇の始まりが1日ほど早まっています。 このことから、これから明日にかけて最高速を迎えるのではないでしょうか。 太陽風の磁場強度が強まったため、南向き磁場(赤線)の大きな変化も発生してます。 ACEの図では-10nTに達する変化や、-5nTが数時間続く変化も見られています。 この影響で活発なオーロラ活動が極域で発生してます。 オーロラの活動度を示すAE指数では、1000nT近い活発な変化が2つの時間帯で見られています。 また、その他でも500nT規模の小規模の活動がひんぱんに見られています。 極域の空はかなりにぎやかだったことでしょう。 オーロラ帯にあるシベリア観測点の3日間の磁場変化を見ると、 オーロラ活動が昨日から急に活発になったのがよく分かります。 磁場強度は下がりつつありますが、速度が強まっていますので、 オーロラ活動が活発になりやすい状況が続いています。 明日いっぱいまでは注意が必要でしょう。 太陽のフレア活動は穏やかです。 黒点はほとんど見えていませんが、南東(左下)の端近くに小さな点が見えています。 明日、番号が付けられるかもしれません。 観測のため、2週間日本を離れていました。 今日より更新に復帰します。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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