宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/10/10 11:32 更新 太陽風、磁気圏ともに静穏な状態が続いています。 担当 北村 太陽風速度は緩やかに減少しながら、現在は400km/秒程度で推移しています。 太陽風磁場の南北成分(赤い線)は概ね北向(正の値)が続いており、太陽風の エネルギーが磁気圏に入りにくい状態です。 AE指数は、200nT程度の非常に静穏な状態が継続しており、オーロラの活動は みられません。シベリア磁場データも非常に静穏な状態を示しています。 SOHO EIT284の画像を見ると、明るい活動領域は西の端(向かって右側)へ 移動しています。GOESのX線のグラフを見る限りでは、もともと非常に 活動度の低い活動領域でしたので、今後さらにX線フレアー等の発生は 少なくなると思われます。 明るい活動領域のやや東側(向かって左側)のうっすら暗い部分が 前周期での高速太陽風の領域に相当する位置だと思われます。 この領域が、西側に回って来たときに地球近傍で高速太陽風が 観測されると思われます。 前周期と比較すると、13-14日くらいになりそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|