宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/10/12 11:14 更新 太陽風速度は、330km/秒まで減少しました。太陽風のセクター境界が通過しました。 担当 北村 太陽風の速度はさらに減速を続けており、現在は330km/秒まで下がっています。 8時UT頃から太陽風磁場に変化が見られます。磁場強度(白い線)が増大しており、 分かりにくいですがphi(水色の線)が0,360ど付近から180度付近に変化しています。 これは、太陽風磁場が太陽向きから地球向きに変化する境界面でセクター境界と呼ばれ ています。セクター境界の通過は、太陽面に遡ると太陽風が吹き出す領域が異なってきた 証拠ですので、高速太陽風の到来が近づいている前兆でもあります。 いつもとは変わって、今日はSOHO EIT195の画像を挙げています。 284では分かりにくかったコロナホールがこちらの画像では やや見やすくなっています。西側(向かって右)に暗い領域が見えますが、 同時に活動領域も同じあたりに現れています。 あと、1-2日程度でこの領域から噴出している太陽風が地球に到来します。 今のところ、AE指数やシベリア磁場データは静穏で、目立ったオーロラ 活動は見られません。 GOESX線のグラフでも、フレアーの発生は確認できません。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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