宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/10/ 2 10:45 更新 太陽風のセクター境界を越えました。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。 担当 篠原 2日1時(世界時1日16時)頃、太陽風磁場のセクター境界を越えました。 太陽風磁場の構造の大まかな境界のことで、 磁場の向きが「地球から太陽」方向から、「太陽から地球」方向に切り替わっています。 現在のところ、太陽風に目立った変化は無く、 速度は330km/秒とかなり低速、磁場強度は約5nTと通常のレベルです。 このため、磁気圏もここまでは大変静穏で、 AE指数を見るとオーロラ活動はほとんど見られなかった様です。 27日周期の図を参考にすると、これから太陽風の速度が緩やかに上昇を始め、 3日にかけて400〜500km/秒程度に上昇する可能性があります。 この弱い高速風は3日程度続きます。 その前触れとして、太陽風の磁場強度が10nT程度に強まると予想されます。 ACE衛星のリアルタイムの図では、既に上昇の兆しも見えています。 磁気圏が大きく乱れることはありませんが、オーロラの活動が活発化すると思われます。 SOHO衛星の太陽黒点画像が回復しました。 現在は、小さな黒点群が見えているだけです。 どれも活動は小さく、フレアは全く見られません。 太陽はこのまま穏やかでしょう。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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