宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 9/28 09:15 更新 太陽風の速度がやや上昇しています(380km/秒)。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度が上昇に転じています。 27日15時(世界時27日6時)頃から緩やかに増加し、現在は380km/秒に達しています。 小規模なコロナホールの影響であったのではないかと思われます。 磁場強度も7nTとやや上昇しています。 速度としては通常の太陽風のレベルですので、大きな影響はないでしょう。 AE指数を見ると、太陽風磁場が-5〜-8nTの南向きになった時でも、 大きなオーロラ活動には発達しませんでした(500nT程度の変化が見られています)。 上昇はこの辺りで止まると思われますが、しばらく変化に注意が必要です。 速度がこれ以上上がらなければ、磁気圏は比較的穏やかな状態が続くでしょう。 太陽風磁場が南を向いた時などに、小規模のオーロラ活動が見られる程度です。 太陽のフレア活動(太陽爆発)はとても静かです。 小規模の黒点群が2つ見られる程度で、今後も静かな状態が続くでしょう。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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