宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 9/23 09:01 太陽風の衝撃波が来ました。南向き磁場のためオーロラ活動が活発になっています。
2004/ 9/24 09:58 太陽風の速度はやや下がって440km/秒です。オーロラ活動は低下しています。
2004/ 9/25 11:00 太陽風は通常の速度で、磁気圏は穏やかです。太陽のフレア活動も見られません。
2004/ 9/26 10:37 太陽風および磁気圏は穏やかです。太陽のフレア活動も見られません。
2004/ 9/27 14:33 太陽風の速度は300km/秒近くまで下がっています。磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2004/ 9/28 09:15 更新
太陽風の速度がやや上昇しています(380km/秒)。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度が上昇に転じています。
27日15時(世界時27日6時)頃から緩やかに増加し、現在は380km/秒に達しています。
小規模なコロナホールの影響であったのではないかと思われます。
磁場強度も7nTとやや上昇しています。

速度としては通常の太陽風のレベルですので、大きな影響はないでしょう。
AE指数を見ると、太陽風磁場が-5〜-8nTの南向きになった時でも、
大きなオーロラ活動には発達しませんでした(500nT程度の変化が見られています)。

上昇はこの辺りで止まると思われますが、しばらく変化に注意が必要です。
速度がこれ以上上がらなければ、磁気圏は比較的穏やかな状態が続くでしょう。
太陽風磁場が南を向いた時などに、小規模のオーロラ活動が見られる程度です。

太陽のフレア活動(太陽爆発)はとても静かです。
小規模の黒点群が2つ見られる程度で、今後も静かな状態が続くでしょう。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。