宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NICT)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
オーロラ帯 (CANOPUS)
オーロラ(衛星) (NICT)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 8/30 10:47 小規模の衝撃波が来ました。磁場強度が強まっており、オーロラが活発になると思われます。
2004/ 8/31 10:44 磁気嵐が発生しています。太陽風の乱れは収まりつつあり、磁気嵐は終息に向かうでしょう。
2004/ 9/ 1 12:16 太陽風磁場の乱れは終わり、磁気嵐も終息しました。
2004/ 9/ 2 11:00 太陽風の速度がやや高めですが、磁気圏は静穏です。明日、CMEによる小規模の乱れが見られるかもしれません。
2004/ 9/ 3 10:31 太陽風は通常の速度で、磁気圏も穏やかです。午後以降に小規模の擾乱が見られるかもしれません。
最新のニュース

2004/ 9/ 4 10:40 更新
太陽風は320km/秒ととても低速で、磁気圏は静穏です。フレア活動も見られません。

担当 篠原

昨日以降、太陽風の速度は緩やかに低下し、320km/秒まで下がりました。
記事で指摘していたCMEの影響は現れなかった様です。
太陽風の磁場強度も3nT程度と弱く、南向きもあまり見られません。
このため、地球の磁気圏は大変穏やかです。
オーロラの活動度の指標であるAE指数のグラフには変化が全く見られませんでした。

SOHO EIT284の太陽画像は、相変わらず全面的に一様で、
目立ったコロナホールは見られません。
中心部の上寄りと下寄りにそれぞれ、やや薄暗い部分がみられますので、
ここが弱いコロナホールになっているのかもしれません。
今後太陽風の速度に上昇が見られるのか、このまま低速なのか注目されます。

昨日書きました様に、間もなくセクター境界が来ると思います(遅れている様です)。
その後に太陽風磁場の強まりが現れると、太陽風速度の上昇が見られるかもしれません。

太陽黒点は小さな群が散在するだけで、活動的なものはありません。
フレア(太陽爆発)は見られず、穏やかです。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。