宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/ 6/25 08:41 更新 太陽風は300km/秒と非常に低速です。磁気圏もたいへん静かです。 担当 篠原 太陽風速度は現在もたいへん低速で、300km/秒まで下がっています。 磁場の強度も5nT前後で安定しています。 太陽風の速度が遅いため、磁気圏もとても穏やかな状態が続いています。 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前のデータを参考にすると、 太陽風磁場のセクター境界がそろそろ来ると思われます。 それに続いて太陽風磁場が大きく乱れる可能性があります。 また、27日頃からコロナホールの影響で太陽風の速度が上昇を始めると思われます。 大きな擾乱にはならないと思われますが、磁気圏がしばらく活動的になるでしょう。 太陽面で大きな姿を見せていた、634、635黒点群が西に没しつつあります。 635群はまだ規模を保っており、小規模フレアを起こす事が予想されています。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|