宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
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コロナホール (NICT)
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太陽風 7日 (ACE)
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衛星電子 (GOES)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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オーロラ(衛星) (NICT)
Alaskaカメラ (SALMON)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 5/24 09:35 太陽風磁場の影響で、オーロラ活動がやや強まっています。
2004/ 5/25 11:53 太陽風はやや高速の状態が続いています(500km/秒)。618黒点群が発達しています。
2004/ 5/26 08:37 太陽風の速度は450km/秒まで下がりました。磁気圏は穏やかです。
2004/ 5/27 13:20 太陽風は低速で、磁気圏はたいへん穏やかです。フレア活動も穏やかです。
2004/ 5/28 15:47 磁気圏は穏やかです。618群が中規模の太陽フレアを起こす可能性があります。
最新のニュース

2004/ 5/29 04:23 更新
太陽風磁場の南向きが強まっています。速度が遅いため磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

昨日の午後から太陽風磁場の南向き成分が急に強まって来ました(ACEデータの赤線マイナス成分)。
最大で-8nTに達するまで南向きが強まり、現在はやや戻って-4nTになっています。
太陽風の速度が400km/秒と遅いため、
オーロラ活動を示すAE指数には目立った変化は現れていません。
一方で、NICTの磁気嵐予報ソフトは弱い磁気嵐の発達を予想しています。
昼頃に沖縄の磁場データに数10nT程度の磁場減少が見られるかもしれません。

現在、太陽風の速度がわずかですが、420km/秒へ上昇の傾向を示しています。
これ以上上昇すると、磁場がこのまま南を向いている場合には、
オーロラ活動が活発になると予想されます。

太陽黒点の618群は規模を保っている様です。
引き続き注意が必要でしょう。

帰国のため、次回の更新は日曜日の夕方になる予定です。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。