宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2003/12/ 9 21:19 太陽風の速度が上昇しています。オーロラ活動が強まっています。
2003/12/10 10:48 コロナホールによる高速太陽風が地球に来ています。もうしばらく荒れた状態が続きます。
2003/12/11 10:38 太陽風が非常に高速です。磁気嵐が発達する可能性があります。
2003/12/12 10:18 高速太陽風は現在も続いていますが、磁気圏の乱れは激しいものではありません。
2003/12/13 06:51 磁気圏は静かです。高速太陽風はもうしばらく続きます。
最新のニュース

2003/12/14 08:30 更新
コロナホールの影響が続いています。

担当 篠原

コロナホールの影響は現在も続いています。
太陽風の速度は再び上昇して800km/秒を越え、非常に高速になっています。
しかし、高速太陽風の発生源であるコロナホールはかなり西の端に移動していますので、
この速度の再上昇は一時的なものでしょう。

太陽風磁場は強度が5nT程度とあまり強くなく、時々南向き成分が現れる様な変化をしているため、
磁気圏内の擾乱はあまり大きなものではありませんでした。
オーロラ活動を示すAE指数を見ると、500nT前後の活動は見せていますが、大きな発達はあまりありません。

AE指数では、14日1時(世界時13日15時)に1500nTに達する激しい変化が見られますが、
太陽風磁場を見るとこの1時間程前(ACE衛星から地球まで1時間程かかります)に、
太陽風磁場がしっかりと南を向いていた(約-5nT)事が分かります。
このために、一時的にオーロラ活動が激しくなったのだと思われます。

SOHO EIT284の太陽画像では、コロナホールは更に西へ移動しており、
影響はあと1〜2日程度と思われます。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。