宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2003/12/12 10:18 更新 高速太陽風は現在も続いていますが、磁気圏の乱れは激しいものではありません。 担当 篠原 コロナホールによる高速太陽風は現在も続いています。 SOHO EIT284の太陽画像でコロナホールの移動の様子を見てみます。 1日間隔で5枚の画像を並べています。 巨大なコロナホール(中央付近の暗くなっている領域)が太陽の自転に乗って、 次第に西側(右側)へ移動している様子が良く分かります。 地球へ影響が及ぶ場所の目安として、中心から西縁(右端)へ45度ほど移動した位置を考えて下さい。 最新の写真(5枚目)を見ると、コロナホールの一番最後の部分がやや中心線を過ぎた位置に見えています。 このコロナホールの端が地球に影響を及ぼす位置へ到達するのに、あと2〜3日かかりそうです。 このことから、現在の高速太陽風はあと2〜3日ほど続く可能性があると考えられます。 ACE衛星の最新データを見ると、太陽風の速度が700km/秒付近まで急速に下がっている様です。 これが一時的なものなのか、このまま低下していくのか、これだけでは判断できません。 しかし、700km/秒という数字もまだかなり高速ですので、引き続き磁気圏擾乱には注意が必要です。 磁気圏の擾乱の様子ですが、太陽風磁場の南向き成分が小さくなっているため(0〜-5nT)、 大きな乱れには発達していない様です。 オーロラの活動度を示すAE指数を見ると、弱めの活動が継続している様です。 沖縄の磁場変動も-50nTの水準を保っています。 これから太陽風の速度が下がるまでは、太陽風磁場の南向き成分に注目して下さい。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) CRL | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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