宇宙天気ニュース

2003/11/20 21:08 作成

当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
担当 篠原
 

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・磁気嵐が開始しました。強い南向き太陽風磁場のため、磁気嵐が非常に発達する可能性があります。

20日17時1分(世界時8時1分)に地球に到達した太陽風衝撃波によって、磁気嵐が始まりました。
沖縄の磁場変動では、磁気嵐開始から最大-150nTの変化が見られます。

ACE衛星による太陽風データを見ると、太陽風速は約700km/秒とたいへん高速です。
注目すべきは太陽風磁場の変化で、20日21時現在、-40nTというたいへん強い南向きを示しています。
この状態はこれまでで約1時間程度続いています。

この強い南向きの太陽風磁場がこのまま継続した場合、磁気嵐は非常に発達するでしょう。
今夜は、低緯度オーロラの可能性も考えられます。


沖縄の磁場擾乱
(c) CRL

ACE(NASA)が観測した太陽風の磁場(1番上の枠)と太陽風の密度(3番目の枠)、速度(4番目の枠)
(c) NOAA/SEC



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。