宇宙天気ニュース
2003/11/20 17:58 作成
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
担当 篠原
過去のニュース
・太陽風衝撃波が地球に到着しました
先ほどの速報でお知らせしました太陽風衝撃波が、20日17時1分(世界時8時1分)に地球に到着しました。
沖縄で23nTの振幅を持つsc/si(磁場が急増する変化)が観測されました。
下に示している沖縄磁場データの右端にこの変化が見えています。
ACE衛星の太陽風磁場データの受信が、1時間ほど前から回復しています。
衝撃波以後はまだ短時間のデータしかありませんが、太陽風磁場は-10〜-20nTと大変強い南向き成分を持っています。
この状態が今後も続くと、磁気嵐が大きく発達すると考えられます。
引き続き、ACEの太陽風データ、沖縄の磁場データに注意して下さい。
沖縄の磁場擾乱
(c) CRL
ACE
(NASA)が観測した太陽風の磁場(1番上の枠)と太陽風の密度(3番目の枠)、速度(4番目の枠)
(c) NOAA/SEC
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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。