宇宙天気ニュース

2003/11/20 17:03 作成

当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
担当 篠原
 

過去のニュース

・衝撃波が間もなく地球に到着します

20日16時30分(世界時7時30分)頃、SOHO衛星の太陽風モニターデータによって衝撃波の到着が観測されています。
参考データ:the latest 48 hours of solar wind data

太陽風速度が650km/秒程度に上昇しています。太陽風密度は約25個/ccです。
間もなく地球に到着すると思われます。磁場データに注意して下さい。

残念ですが、地上の受信アンテナのトラブルのためACEのデータは現在欠測となっています。
太陽風磁場のデータがありませんので、磁気嵐の発達の予想は困難です。
間もなく受信局が切り替わりますので、データ受信は回復します。

また、GOES衛星のX線観測によると、
M9〜X1クラスのフレアが、同じく20日16時30分(世界時7時30分)頃に発生しています。


沖縄の磁場擾乱
(c) CRL

GOES衛星(NOAA)の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。