宇宙天気ニュース
2003/11/16 11:36 作成
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
担当 菊池
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磁気嵐が終息
昨日発生した小規模磁気嵐が終息しました。原因は13日0903UT(1803日本時)の中規模フレア(M1.4)で放出されたCME(コロナガス)で太陽風の速度は600から750km/sに増加し、太陽風磁場は南向きに最大10nTになりました。CMEの前面で発生した衝撃波によって15日0550UT(1450日本時)に大きさ25nTの小規模な磁場急増(SC)が発生しました。太陽風磁場が南の状態が数時間継続したために磁気圏のプラズマ対流運動が増大し磁気嵐のエネルギーが蓄積されました。その結果、大きさが90nTの小規模の磁気嵐となり、1日で終息しました。
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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。