宇宙天気ニュース

2003/11/ 4 20:11 作成

当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
担当 篠原
 

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11月4日15時(世界時4日6時)頃に惑星間空間衝撃波の通過が太陽風データで観測されました。
これにより、4日15時25分(世界時4日6時25分)に沖縄磁場データでscが観測されました。
沖縄では衝撃波の影響で約60nTの磁場の増加が観測されています。

太陽風の速度は800km/秒に達し、密度も10個/ccへ増加しています。
磁気擾乱に大きく影響する太陽風磁場は当初北を向いていたため、磁気擾乱は発達しませんでしたが、
その後、1時間以上に渡って(欠測のため正確には不明)20nT程度の大きさの南向き成分が現れたため、
急激に磁気擾乱が発達しました。
現在、沖縄磁場は-150nTの減少を示しており、磁気嵐に発達したと見られます。

太陽風磁場は再び北向きに変化したため、擾乱の発達は停止していると思われます。
再び南に向く事により擾乱が激しくなる可能性があります。太陽風速度が高速状態の間はご注意下さい。

関連リンク
太陽X線 (GOES)
太陽放射線 (GOES)
太陽黒点 (SOHO)
太陽風 (ACE)
沖縄の磁場擾乱 (CRL)



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。