2004年11月11日作成 宇宙天気ニュース 2004年11月12日更新 2004年11月15日更新 | ||||||||
2004年11月7日に始まった非常に大規模な磁気嵐によって、8〜9日の夜に低緯度オーロラが発生し、各地で観測されました。 この時に撮影された低緯度オーロラの写真が、武田康男さんから宇宙天気ニュースに届けられました。9日の0時から1時にかけて、栃木県の日光霧降高原で撮影された3枚の写真を紹介します。地平線の上の空が赤みがかっている様子と、時間の経過とともにその赤みが薄くなっていく様子がわかります。 撮影条件がそれぞれ異なっていましたので、極端に明るさが違っていた2枚目の写真を多少明るく強調して、条件が揃った印象になる様に加工しています。オリジナルの写真へのリンクも示していますので、補正前の色合いはこちらでご確認下さい。 続いて、11月10日に新たな衝撃波が到来し、再び磁気嵐が大規模に発達しました。これの影響で10日の夕方に発生した低緯度オーロラの写真を、北海道の三澤史明さんが撮影に成功され、送ってくださいました。北の空の地平線付近が赤く染まっている様子が良く分かります。 武田康男さんから、ポジフィルムによって撮影された11月9日のオーロラの新しい写真が届きました。デジカメとはひと味違う、自然な感じのする美しい写真です。お楽しみ下さい。 オーロラの写真は、新しく届けられた写真から順に掲載しています。なお、この記事中の時刻はすべて日本時間です。 今回の大磁気嵐に関係してオーロラなどを観測された方は、報告をぜひ宇宙天気ニュースへお寄せ下さい。 宇宙天気ニュース:篠原 学( m_shino@nict.go.jp ) | ||||||||
2004年11月9日のオーロラ(追加)撮影データ撮影時刻:2004年11月9日、00:36:20 JST 撮影地:栃木県日光霧降高原 撮影機材:ペンタ67II+レンズ55mmF4 フィルム:プロビア400F2倍増感 撮影者:武田康男氏 E=mail : takeda@skies.jp Home Page : http://www.skies.jp/ | ||||||||
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2004年11月10日のオーロラ撮影データ撮影時刻:2004年11月10日、18:40:51 JST 撮影地:北海道常呂郡端野町北登 撮影機材:フジS2プロ+ニコンAIS 16mmf2.8をf4に絞る ISO:200 露出:3分 処理:レベル補正のあと、リサイズ 撮影者:三澤史明氏 E=mail : QZW03651@nifty.ne.jp | ||||||||
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2004年11月9日のオーロラ撮影データ撮影時刻:2004年11月9日、00:02:32、00:19:20、01:08:54 JST 撮影地:栃木県日光霧降高原 撮影機材:富士S2Pro+ニコン16mmF2.8(少しトリミング) 撮影者:武田康男氏 E=mail : takeda@skies.jp Home Page : http://www.skies.jp/ | ||||||||
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