宇宙天気の観察のしかた
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<夏休み企画!> 太陽とオーロラと宇宙天気をお知らせするページです。
[ 宇宙天気のすすめ ]
地球に近い宇宙空間では、太陽で爆発が起きたり、
地球を台風の様な風がおそったり、
北極や南極でオーロラが光ったり、
いろいろな変化が起きています。
そんな宇宙の天気変化を毎日観察して、記録してみませんか?
毎日見ているうちに、太陽の知らない姿が見えてきたり、
ずっと遠くで起きているオーロラの変化を感じたり、
宇宙にもっと近づけるかもしれません。
[ 観察のしかた ]
太陽の写真
紙に大きく
○
を書いて、黒点のスケッチをしてください。
毎日書いていると、黒点たちがある方向へ動いて行ったり、
大きくなったり、小さくなったりするようすが見えるでしょう。
気になる黒点があったら、「拡大写真」を選んで、
くわしいスケッチを記録してください。
黒点数
アメリカの研究者が太陽を調べて発表した数字です。
この数字を記録して、毎日の変化を調べてください。
太陽の爆発(フレア)
太陽では、フレアという大爆発が毎日のように起きています。
グラフは、その爆発の変化を測ったものです。
グラフが緑色の横線よりも高く、とびだしているところがあります。
その山を数えて、記録して下さい。
数えかたは自由です。
自分の決めた方法で毎日数えるとよいでしょう。
大きな山には、○ のしるしをつけています。
この ○ を数えてもよいです。
太陽風の速さ
太陽から地球へ向かって、太陽風という風がふいています。
1秒間に何百kmも進む、ものすごい速さの風です。
その速さを毎日記録してください。
昨日よりも速くなったでしょうか、おそくなったでしょうか。
昭和基地のオーロラ
夏休みの間、南極の昭和基地では毎日のようにオーロラが見えています。
昭和基地に置かれたカメラの写真を使って、
遠い南極のオーロラを観察しましょう。
「昭和基地のオーロラ」を選ぶと、動画が始まります。
オーロラのようすを、感じたように記録して下さい。
天気が悪くて、空がぜんぜん見えないこともあります。
[ 観察のまとめ ]
夏休みの最後に、観察の記録をまとめましょう。
太陽の黒点はどんな動きをしましたか。
何日くらいで太陽を横切りましたか。
大きくなったり、小さくなったり、どんな変化をしましたか。
オーロラはどんな見え方をしましたか。
一番きれいだったのは、いつのオーロラでしたか。
オーロラが見えた日は、何日くらいありましたか。
そして、毎日記録した数字をグラフにしてください。
たとえば、これは、2013年6月の黒点数と太陽風の速さのグラフです。
あなたはどんな感想を持ちましたか?
その言葉といっしょに、夏休みの観察記録を残してください。
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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。